コスプレを始める際にメインで必要となってくるアイテムの1つ…
それがウィッグです!
どうやって使うの?どうやってキャラクターの髪型に近づけるの??
はじめてウィッグを取り扱う際はよく分からない事がたくさんあると思います…!
今回の記事ではその悩みを少しでも解決できるよう
基本的なウィッグの取り扱いや加工方法について紹介していきます!
ウィッグの被り方
まずはウィッグを加工する前に被り方から!
ウィッグはただ頭に被るだけ…
と思いきや自分の生えている髪の毛をキレイにまとめてからウィッグネットを被ることで見栄えも格段に良くなります!
使用する道具
- ウィッグネット
- ヘアゴム
- ヘアピン
- ウィッグ
- テーピング(必要に応じて)
被り方の手順
画像を交えて被り方の手順を紹介します!
1.髪の毛をヘアゴムでまとめます。
2.首にウィッグネットを通します。
3.ネットの太いゴム部分が下になるように、ネットを捲し上げます。
4.スッポリとネットで髪の毛が出ないように全体を覆います。
5.必要に応じで耳の上やうなじをヘアピンで固定する
ここで必要以上にピンを付けてしまうと、頭痛や不快感の原因になりますので注意しましょう。
キャラクターに合わせて顔にテーピングをする際はこのタイミングで行いましょう。
6.被るウィッグを軽くブラシを掛け、被りやすくします。
7.ウィッグを耳やうなじの位置を調整しながら被ります。
完成です!
ポイント
髪を結ぶ位置
ウィッグネットを被る際に髪をまとめるとはみ出しが少なくキレイにできるのですが、更にひとつ工夫を紹介します!
髪の毛をヘアゴムで結ぶ際に、生え際からすぐ結んでしまうとネットを被ってもボリュームが出てしまいます…
おすすめなのが生え際から5センチくらい離して結ぶことです!
こうすることでボリュームが抑えられ、ウィッグを被る際のボコッとした違和感が少なくなります✨
ヘアゴムもボリュームが出やすいのでシリコンタイプの小さめのゴムが良いです!
ウィッグの調整
ウィッグには裏のうなじ部分にアジャスターがついているものがあります。これを調整することでウィッグのフィット感が増します。
あまりきつくしてしまうと、長時間のコスプレの際に締め付けや蒸れで具合が悪くなってしまうことがあるので注意しましょう。
ウィッグネットの種類
また、用途に応じてウィッグネットの種類を変えてみるのもおすすめ!
【ネットタイプ】
気軽で蒸れにくい
ヘアピンで固定しやすく形を整えやすい
【ストッキングタイプ】
テーピングをする際髪の毛にテープが付くリスクを軽減
他にもストッキングをカットして使ったり、水泳帽を活用したり
冷感タイプのネットやウィッグバンドなど、快適にウィッグを装着できるアイテムなどありますので、自分にあったスタイルを探してみてください!
ウィッグのカットの仕方
次にキャラクターに合わせてウィッグの長さを調整してみましょう!
使用する道具
- ウィッグ
- ウィッグスタンド
- クシ
- ハサミ(梳きバサミがおすすめ)
- ヘアクリップ(ダッカール等大きめの物がおすすめ)
カットする際の注意点
ウィッグスタンドにウィッグをセットした状態と実際に被ったときではサイズ感が異なることが多く、切りすぎてしまう可能性があります…!
仕上げは自分でウィッグを被って長さを微調整しましょう
ウィッグは一度切ってしまうとやり直しが効きません…;
おすすめカット方法
まずはウィッグスタンドにウィッグをセットします。
ロングタイプのウィッグがカットしやすい三脚のついたスタンドや
組み立て式の簡易的なスタンドもあるので好みに応じて用意しましょう。
毛束を持ち上げて縦にハサミを入れていく方法が失敗が少なくおすすめ!
切りたい部分を上下、左右でヘアクリップで固定し、一部ずつ縦にカットしていくと毛束の太さが緩和でき、切りやすくなります。
これを全体的に行うことで長さと髪の厚みを自由に調整できます!
ウィッグのセットをしてみよう
使用する道具
- ウィッグスタンド
- クシ
- ハサミ
- ウィッグ(耐熱性のあるもの)
- ヘアキープスプレー
- ボンド
- ドライヤー
- ヘアアイロン
カールの仕方
耐熱性のあるウィッグをスタンドにセットます。
ウィッグの耐熱温度が180度程度の場合、それを超えないように
130度〜150度ほどにヘアアイロンの温度を設定します。
⚠耐熱性であっても、毛がチリチリになってしまったり劣化に繋がりますので過剰な温度設定は控えましょう。
カールさせたい毛束を取り、コテで巻いていきます。
あまり太く毛束をとってしまうと熱が伝わりにくく、カールしにくくなるので5cm程度までの太さで巻いていくのがおすすめです!
ウィッグは人の髪の毛よりカールのクセが付きにくいので
コテをあてたまま5〜10秒ほどキープします。
カールなどのクセは、毛が冷えていくタイミングで形状記憶され、キープされるので巻いた部分を手で支えてしばらく置きます。
仕上げにキープスプレーをかけて完了です!
ふかしの作り方・ハネさせ方
ふかしとは、頭頂部などボリュームを出したい箇所 に逆毛を立てたり、細かい短い毛を混ぜる加工の事です。
<ふかしの作り方>
ウィッグの根元の毛をコームで逆向きにとかして逆毛を作ります。
コームタイプのクシを使い、少しずつ根本に向かって毛を押し出すようにとかすと逆毛が立ってきます。
数カ所に分けて逆毛を立てていくとよりふんわりとボリュームをだすことができます。軽く表面をとかして逆毛が表面に目立たないように隠します。
これで、ツンツンヘアが作りやすくなったり、ふかしの効果でウィッグからネットが透けてしまうのを予防できます。
さらに、上記で紹介したふかしを応用し、髪をハネさせる事ができます。
ハネさせたい部分にコームを使い逆毛を立てて、全体をふんわりさせます。
逆毛をハネさせたい形に整えたら、キープスプレーをかけ
ドライヤーでスプレーが乾くように乾かします。
分け目の作り方
ウィッグは基本的につむじが中央に作られている物が多いです。
キャラクターによっては髪型の分け目が左右に根本から分けれている場合がありますのでそれを再現します。
分けたい部分をコームタイプのクシで仕分けます。
ヘアアイロンやドライヤーで分けた部分がキープされるように熱を加えます。
キープスプレーで固定します。
これで分け目の場所を変えたり分け目にボリュームをだすことができます。
毛束の作り方・使用例
次は毛束の作り方を紹介します。
毛束とは文字通りウィッグの毛だけを束にまとめた物なのですが
これを使用することで様々なアレンジのクオリティを更に上げることができます!
<作り方>
ウィッグの不要な毛をキレイに切ります。
クッキングシートなどのはがせるシートの上で揃えて置きます。
切った毛の根本をボンドで固めます。
こうして作った毛束はウィッグを仕上げる様々な場面で活躍をします!
例えば…
もみあげや、髪の一部だけ長い箇所に貼り付ける
オールバックなど一般的なウィッグでは難しい生え際の再現
分け目の毛の薄い部分の補強…などなど!
複数の毛束を組み合わせる事で、二次元らしい表現の髪型が実際に作れるようになります!
アホ毛の作り方
アホ毛を再現することでキャラクターの再現率が大幅に上がります!
ここでは2パターンの作り方を紹介します。
<細いアホ毛の場合>
アホ毛にしたい根本の部分をヘアゴムで結びます。
キープスプレーをしっかりと吹き、ドライヤーをキープスプレーが固まるまで当てます。
熱が冷めたらヘアゴムをハサミで切り、完成です✨
<クセのあるアホ毛の場合>
針金など、自由に曲げられる軸を用意します。
Gボンド等で軸に毛束をくっつけます。
ウィッグの使用後のお手入れ
上記で加工したウィッグを撮影、イベントで使用した際はその後のお手入れもおさえておきましょう!
ウィッグを被ると蒸れるのでその後のお手入れをしておくことによって次に使用するときも気持ちよく過ごせるようになります♪
通常のウィッグや形を崩してセットし直す場合
1.洗面台や桶に水またはぬるま湯を貯めます。
2.柔軟剤を入れ、ウィッグを優しく押し洗いします。
(ウィッグが長いものや絡まる心配のあるものはウィッグを買う際についてくる梱包ネットに入れたまま洗うと絡まりを予防できます。)
3.ウィッグをすすいだら軽く手で絞り、水気を落とします。
4.風通しの良い日陰で干します。
酷く汚れている場合はシャンプーで洗浄してから上記の押し洗いを行う とキレイになります。
影干しをする際におすすめのアイテム!
加工済みのウィッグのお手入れ
キープスプレーでガッチリ固めたものや、毛束をボンドで貼り付けたもの
装飾がウィッグに固定されているものなどは、洗浄してしまうと形が崩れてしまうものは
洗浄せず、別の方法でお手入れしましょう。
1.ファブリーズなどの衣類除菌スプレーを使用します。
(頭に長時間被るものなので、無香料のものがおすすめです。)
2.ウィッグの裏面の布地部分を中心にスプレーしていきます。
3.風通しが良い日陰で干します。
どちらの方法も直射日光に当てたり、ドライヤーの熱で乾かすと
ウィッグの劣化に繋がりますので避けて乾燥、保存しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これらのテクニックを応用すればあなたのなりたいキャラクターの
髪型再現もどんどんできると思います!
自由に加工したウィッグを活用し、コスプレライフを楽しんでください!