はじめて男装をしてみたものの、「体のラインから女性らしさを感じて、クオリティがいまいち」という悩みはコスプレイヤー初心者につきものです。
男性に体型を近づけたいと思っても、何からしたらいいのでしょうか?
この記事では、男装時の体型補正のポイントや具体的なおすすめアイテムをご紹介します。
補正ポイントを理解して、キャラクターに近づきましょう。
男装での体型補正ポイント
男装時に補正するのがおすすめなポイントは3つです。
- 胸
- お尻
- 肩
どの部位もそのままでは、女性らしさを感じさせるポイントでもあります。
男装時に補正することで、男性の体つきに近づけるでしょう。
胸
胸は女性らしさをアピールするポイントです。
女性らしい体つきから男性らしい体つきに近づけるには、バストの補正は重要なポイントになります。
男装時の体型補正をしたいけど、何からしたらいいかわからないという方は、まずは胸つぶしからチャレンジしてみましょう。
お尻
ふっくらとしたお尻からウエストのくびれの流れは、女性らしさを強調するポイントのひとつです。
背面の写真を撮るときに、自分が思っている以上に存在感を出すことも。
一般的に男性のお尻は女性より薄く、スッキリしています。
男装する上で必ず補正が必要なわけではありませんが、補正することでより男性の体つきに近づくでしょう。
肩
男性の肩周りは、女性に比べてがっちりしています。
筋肉質なキャラでなくても、女性に比べると腕周りにも筋肉がついているのが男性の特徴です。
肩周りを補正することで、ジャケットや制服系の衣装を着たときのリアリティが上がります。
男装時におすすめの補正アイテム
男装時の体型補正におすすめのアイテムをご紹介します。
コスプレ用に作られている商品もありますが、一般的なアイテムでも補正は可能です。
予算や用途にあった商品を選んでみましょう。
男装するときは胸をつぶそう
男装時の胸周りの補正は、大きく分けて2つの方法が主流です。
胸の大きさによってもつぶしやすい方法が変わるため、自分にあった方法を探してみましょう。
- Bホルダー
- ナベシャツ
胸をつぶすことで、リアルな男装に近づけられます。
Bホルダー
Bホルダーはチューブトップタイプが特徴で、ホックで着脱します。
ずり落ちてしまう危険性があるため、透明のブラストラップをつけておくと落ちづらく安全です。
ナベシャツと違い、腕周りや肩周りに布がないため、加工をできるだけ少なく済ませたい露出衣装に使いやすくなっています。
バストサイズが大きい方は、Bホルダーだけではつぶしきれない場合も。
つぶしきれない胸のお肉が、Bホルダーにのってしまうこともあります。
気になる場合は、別の方法も検討しましょう。
ナベシャツ
ナベシャツはタンクトップ型や袖付きの肌着に、胸をつぶす効果がついているのが特徴です。
肌色だけでなく、黒やグレーのような色もあります。
体型によっては腹部の生地が余ってしまい、衣装に影響が出る可能性も。
ずり落ちる心配はないため、衣装に合わせて選びましょう。
Bホルダーだけではつぶしきれない場合は、ナベシャツと重ねて着る方法もあります。
圧迫感は強くなるため、必要なときだけにするのがおすすめです。
男装はお尻も補正がおすすめ
ガードル
お尻の膨らみを補正するには、ガードルがおすすめです。
男装用の商品もありますが、出費を抑えるなら女性用のガードルを前後逆に着用してもいいでしょう。
より強く補正ができるボーンが入ったガードルもありますが、男装であればボーンの入っていない一般的なガードルがおすすめです。
ガードルを着用すると、お尻だけでなく下腹のぽっこり部分も補正できます。
女性のコスプレ時にも使えるため、ガードルはひとつ持っておいても損はありません。
もっと男装に近づけるガードルも
男装用のガードルには、フロント部分にパッドがついている商品も。
スラックスタイプの衣装を着たときに、どの方向から見てもリアルに決まります。
よりリアルな男装を目指すのであれば、ぜひ購入してみてください。
男装は肩パッドを多めにつけてもOK
ジェケットや制服系の衣装についている肩パッドですが、男装時は女性の衣装より多めにつけても問題ありません。
肩パッドが入ることで、肩に厚さが出て横から見たときもがっちりした印象になります。
肩パッドの種類は衣装によって変えるのがおすすめ
肩パッドは衣装に縫い付ける印象が強いですが、シャツのような薄手の衣装では縫い付けられない可能性も。
衣装に合わせて、購入するのがおすすめです。
衣装に縫い付ける肩パッド
コットン素材でできている肩パッドは、手芸用品店で購入できます。
ジャケットや制服の衣装には元から縫い付けられていることがほとんどですが、ボリュームを増やすのであれば同じ位置に縫い付けるのもおすすめです。
なで肩の方は、多めにつけるとなで肩が軽減されます。
素肌につける肩パッド
シャツやタイツ系の衣装は、肩パッドが縫い付けられません。
そんなときにおすすめなのが、素肌につけるシリコン製の肩パッドです。
上裸のキャラの男装はどうしたらいい?
男性ならではの水着衣装や、前を開けた衣装は女性がコスプレするときの悩むポイントです。
体型別に2つの方法をご紹介します。
細身のキャラはナベシャツ&加工がおすすめ
細身のキャラクターは、肌色のナベシャツをきて加工しましょう。
首周りや腕周りを加工することで、男性の上半身を表現できます。
サイズによっては腹部にたるみが出てしまうため、パンツの中にしまうか、どうしても気になるのであればBホルダーでも代用は可能です。
Bホルダーの場合、つぶしきれない胸の肉がBホルダーの上にのることも。
テーピングで抑えると安心です。
ムキムキのキャラは筋肉スーツも検討
キャラクターによっては、割れた腹筋が魅力的な場合も。
ムキムキの男性らしい筋肉は、女性が実際に手に入れるのは簡単ではありません。
シリコンで作られた筋肉スーツを使えば、腹筋だけでなく胸筋も表現できます。
撮影後に首や腕まわりはなじませる加工が必要なため、Photoshopのような加工アプリで境目をぼかして写真を完成させましょう。
デメリットとして、シリコン製の筋肉スーツはお手入れが大変です。
保管時はしわにならないよう、たたまないで保管する必要があります。
また、シリコンの柔らかさを保つために配合されたオイルが保管中にしみ出てくることも。
他のアイテムを汚さないよう、ビニール袋に入れて保管するようにしましょう。
男装で体型補正しすぎるデメリット
男装時に補正をすれば男性の体つきに近づきますが、デメリットもあります。
胸つぶしやガードルは、体を締め付けている状態です。
胸が圧迫されていると、呼吸がしづらくなるのもデメリット。
着るだけと思われる筋肉スーツも、3kgとかなりの重みがあります。
着用時だけでなく、運搬にも負担がかかるでしょう。
補正すればするほど男性の体つきに近づきますが、補正のしすぎは撮影をしづらくする原因にもなります。
必要な補正だけを取り入れましょう。
男装するときは体型補正でキャラに近づこう
女性が男装するときは、キャラクターに近づくために補正するのがおすすめです。
何からしていいのかわからないときは、胸つぶしの購入からはじめましょう。
胸をつぶしたあとは、キャラごとの衣装や体型で選んでいくと失敗がありません。
今回の記事で紹介した方法は、あくまで一例にすぎません。
実際に必要な補正は、人によってさまざまです。
いろいろな方法を試してみて、自分にあった補正方法を見つけましょう。